まずは読み取り専用で探索
新しいフォルダやよく知らないプロジェクトに入ったら、モコはまず -s read-only(読み取り専用)で始めることが多いです。ファイルは読めるけれど、書き換え・削除・ネット接続はできないので、うっかり事故が起きにくい入口。中身をつかんでから、必要になったら書き込みできるモードに上げていきます。
いつ使う?はじめてのコードやよく知らない場所に入るとき。まず様子を見たいとき。
OpenAI Codex CLIの実務Tipsを、安全・設定・自動化・セッション・拡張・乗り換えの6テーマ・全30件に整理しました。コマンドの説明だけでなく、「いつ使うか」の判断基準までセットで身につくページです。
モコのひとことぜんぶ覚えなくて大丈夫。各カードの「いつ使う?」だけ拾い読みすれば、必要なときにちゃんと思い出せますよ。
新しいフォルダやよく知らないプロジェクトに入ったら、モコはまず -s read-only(読み取り専用)で始めることが多いです。ファイルは読めるけれど、書き換え・削除・ネット接続はできないので、うっかり事故が起きにくい入口。中身をつかんでから、必要になったら書き込みできるモードに上げていきます。
いつ使う?はじめてのコードやよく知らない場所に入るとき。まず様子を見たいとき。
Codexの安全設定は、承認(=どのくらい確認を求めるか)とサンドボックス(=どこまで触れるか)の2つの掛け算で決まります。片方を緩めても、もう片方が締まっていれば安心、という関係。たとえば確認を減らすなら、触れる範囲はしっかり絞る——のように、いつもセットで見るのがコツです。
いつ使う?「自動で進めたい」「確認を減らしたい」と思ったとき。必ずもう片方も見直します。
毎日の作業でちょうどいい既定が workspace-write。作業フォルダの中は読み書き&コマンド実行ができて、フォルダの外やインターネットには既定で出られません。だから「勝手に外へアクセスしないかな」を気にせず任せやすいです。npm install などでネットが要るときだけ、設定でネット接続を開けます。
いつ使う?ふだんの開発。フォルダの中で作業させたい(外に出したくない)とき。
少し前の記事だと /approvals と紹介されていることがありますが、今は /permissions に名前が変わっています。承認のプリセット(どこまで自動で進めてよいか)を、その場で切り替える画面です。名前が変わった代表例なので、「昔のコマンドが見つからない…」と思ったら、まず新しい名前を確認してみてください。
いつ使う?対話中に承認レベルを変えたいとき。古い記事のコマンドが効かないとき。
承認ポリシーで on-failure(失敗したときだけ確認)という古い方式を見かけることがありますが、今は非推奨です。代わりに、対話なら on-request(AIが必要なときに確認)、非対話・自動化なら never(確認しない・サンドボックスとセット)が基本。記事に on-failure が出てきたら、少し古い内容かも、という目印にもなります。同じく「いちばん慎重」として紹介されがちな untrusted は廃止され、config.toml に書いてあると起動できないこともあります。慎重に進めたいときは、承認 on-request + サンドボックス read-only にしましょう。
いつ使う?承認ポリシーを選ぶとき。on-failure や untrusted と書いてある記事を見たとき。
--dangerously-bypass-approvals-and-sandbox(別名 --yolo)や danger-full-access は、承認もサンドボックスも全部外す、いちばん強い(=危険な)設定です。名前のとおり、こわれても大丈夫な隔離された環境(使い捨てのコンテナやVMなど)の中でだけ使うもの。普段の大事なフォルダでは、モコは使わないようにしています。
いつ使う?どうしても制限が邪魔なとき。ただし使い捨ての隔離環境の中に限ります。
Codexへのサインインは大きく2つ。ひとつは codex login から ChatGPT アカウントでログインする方法(有料プランがあれば、そのまま使えることが多いです)。もうひとつは API キーを使う方法(使った分だけの従量課金)。どちらでも動くので、自分の契約に合うほうを選べば大丈夫。迷ったら公式のログイン案内で最新を確認すると安心です。
いつ使う?最初のセットアップのとき。「サブスクで使う? APIで使う?」を決めるとき。
AGENTS.md は、Codexへの「決まりごと」を書いておくファイルです(Claude Codeでいう CLAUDE.md にあたります)。対話中に /init と打つと、今のフォルダにたたき台を作ってくれます。ビルドの手順・触ってほしくない場所・プロジェクトの約束ごとを書いておくと、毎回の説明が減って会話が安定します。最初にやっておくと後がラクです。
いつ使う?プロジェクトを始めるとき。同じ説明を何度もしていると気づいたとき。
AGENTS.md は、プロジェクトのいちばん上(ルート、=フォルダの入口)に置いておくのが基本です。そうすると、そのフォルダで作業を始めたときにCodexが読んでくれます。中身は「短く・大事なことだけ」がコツ。長すぎると読み込む量に上限(設定で調整可)もあるので、盛りすぎず、育てながら整えるのがおすすめです。
いつ使う?AGENTS.md を作るとき・増やすとき。どこに置くか迷ったとき。
プロファイルは、設定のまとめに名前をつけて -p 名前(--profile)で切り替えられる仕組みです。たとえば「安全設定(慎重な承認・読み取り中心)」と「高速設定(サクサク進む)」を用意しておけば、場面で使い分けられます。今のプロファイルは ~/.codex/<名前>.config.toml という別ファイルで管理する形が基本です(Codex 0.134.0 以降、config.toml の中の [profiles.…] は読まれません)。書き方は変わることがあるので、公式のconfigリファレンスもあわせてどうぞ。
いつ使う?場面ごとに設定を切り替えたいとき(慎重にしたい日/急ぎたい日)。
model_reasoning_effort(考える深さ)は、minimal から xhigh まで選べる「速さと賢さのつまみ」です。深くするほど賢くなりやすい代わりに、時間もコストも増えます。難しい設計やバグ調べは high 寄り、軽い定型作業は low 寄り、と場面で変えるのがコツ。/model からも切り替えられます。モデル名は変わりやすいので、迷ったら公式で最新を確認してください。
いつ使う?「もっと丁寧に考えてほしい」「もっと速くしたい」と感じたとき。
設定ファイルをいじらずに「この1回だけ設定を変えたい」ときは -c(--config)が便利です。たとえば codex -c model_reasoning_effort=high と書くと、今回だけ深く考えてもらえます。config.toml を書き換えるほどではないけれど、ちょっと試したい——というときにちょうどいい方法です。
いつ使う?設定をちょっとだけ試したいとき。恒久的に変えるのは大げさなとき。
「なんだか動きが変…」というときの、モコの最初の2手を紹介します。ひとつは codex doctor——インストール・設定・認証・動作をまとめて健康診断してくれて、原因のあたりがつきます。もうひとつは codex update——Codexは更新が速いので、古いことが原因なら更新で直ることも。まず doctor で見て、必要なら update、の順だと落ち着いて対処できます。
いつ使う?エラーの理由が分からないとき。しばらく更新していないとき。
codex exec(短縮形 codex e)は、対話画面(TUI)を開かずに一回きりで実行するモードです。「対話せず、この作業だけやってほしい」というときの形。人が横で見ていなくても動くので、スクリプトや後述のCIに組み込むのに向いています。まずは codex exec "テストを実行して結果を要約して" のように、頼みごとを引数に書いて試すと雰囲気がつかめます。
いつ使う?対話せず一発で終わらせたいとき。スクリプトから呼びたいとき。
CI(=自動でテストなどを回すしくみ)に組み込むなら、codex exec --json が便利です。実行中のできごとを JSONL(1行に1件のJSON)で出してくれるので、結果をスクリプトで受け取って次の処理につなげられます。人が読む画面ではなく「機械が読む出力」に切り替えるイメージ。決まった形で結果がほしいときは --output-schema もあります。
いつ使う?CIやスクリプトで結果を自動処理したいとき。ログを機械的に扱いたいとき。
--full-auto は「作業フォルダの中なら自動で進める」ためのショートカットでしたが、今は非推奨です。対話モードではすでに使えず、codex exec からも Codex 0.147.0 で削除されました。代わりに codex exec --sandbox workspace-write "…" と書きましょう。対話では -a/-s や /permissions のプリセットで調整するのが基本です。古い記事で --full-auto を見かけたら、--sandbox workspace-write に読み替えてください。
いつ使う?非対話でサクサク自動化したいとき(範囲は作業フォルダ内でよいとき)。
承認を never(確認を一切しない)にすると止まらないので、自動化に向いています。ただし「止まらない」=「勝手に何でもできる」ではありません。触れる範囲はサンドボックスで必ず絞ってから使うのが約束。たとえば codex exec -a never -s workspace-write のように、「確認しない」と「フォルダ内だけ」を組み合わせると、暴走しにくい自動化になります。
いつ使う?非対話・CIで止めずに走らせたいとき。必ずサンドボックスで範囲を絞ります。
会話が長くなると、Codexが一度に扱える「文脈(会話の記憶)」がだんだん埋まってきます。/compact は、それまでの流れを要約して、大事なところを残しつつ余裕を作るコマンド。コツは「詰まってから」ではなく「重くなってきたな、と感じた早めのタイミング」でかけること。設定で自動圧縮の目安を決めることもできます。
いつ使う?同じ作業の続きで会話が長くなり、返答が重く感じ始めたとき。
閉じた作業に戻りたいときは codex resume(一覧から選ぶ/--last で直近をすぐ)。今の会話を残したまま別のやり方を試したいときは codex fork(枝分かれ)。対話中なら /resume・/fork でも同じことができます。「昨日の続き」も「もし別案だったら」も、ゼロからやり直さずに戻れるのが心強いところです。
いつ使う?前の作業に戻りたいとき(resume)。元を壊さず別案を試したいとき(fork)。
別の話題に移るときは、前の文脈を引きずらないほうがうまくいきます。/new は同じセッションの中で新しい会話を始めるコマンド、/clear は画面をきれいにして新しいチャットにするコマンド。認証バグ→文書づくり→また認証、のように話題を混ぜたままだと精度が落ちやすいので、区切りのタイミングで切り替えるのがコツです。
いつ使う?前と関係ない別の作業に移るとき。会話が話題ごちゃ混ぜになってきたとき。
/status は、今のモデル・承認ポリシー・書き込みできるフォルダ・トークンの使用量などを、まとめて見せてくれるコマンドです。「あれ、今どのモードで動いてるんだっけ?」と不安になったら、まずこれ。設定をいじった後の確認にも便利で、思っていた設定と違えばその場で気づけます。
いつ使う?今の設定に自信が持てないとき。モードや承認を変えた直後の確認に。
/usage は、アカウントのトークン使用量や、制限がリセットされる時刻などを確認できるコマンドです。長い作業をしていると「そろそろ上限かな?」と気になることがありますよね。そんなときにのぞいておくと、急に止まって慌てる、を避けやすくなります。使いすぎが心配なときの、そっとした目安に。
いつ使う?長い時間つかっていて残量が気になるとき。上限に近いか知りたいとき。
変更をコミットする前に、/diff で「今なにが変わったか」を差分で確認し、/review でCodex自身に見直してもらう——このひと呼吸で、うっかりミスに気づけます。ターミナルからなら codex review でも同じことができます。「動いたっぽいから、そのままコミット」の前に、いったん差分を眺める習慣がおすすめです。
いつ使う?コミットやマージの前。変更が思ったより広がっていないか確かめたいとき。
MCP(=外部ツールとつなぐしくみ)を使うと、CodexからDBやブラウザなど外のサービスを扱えます。codex mcp add で足したり、config.toml の [mcp_servers.*] で細かく決めたり。便利な反面、「どこにつなぐか(接続先)」と「何を許すか(権限)」はいつもセットで確認するのが大事。信頼できるか分からないものは、足す前にいちど立ち止まると安心です。
いつ使う?外部サービス連携が必要なとき。新しいMCPサーバーを足す前の確認に。
画面のズレやエラー画面、デザイン案など、言葉で説明しづらいものは、画像を見せるのがいちばん早いです。起動時なら -i(--image)で画像ファイルを添えられ、対話中なら /mention でファイルを渡せます。「このスクショの、ここが変で…」と説明したくなったら、その画像そのものを渡してしまいましょう。
いつ使う?UIのズレ・エラー画面・デザイン案など、言葉にしづらいものがあるとき。
AIは学習した時点より新しいことは苦手です。そんなときは --search を付けると、ライブのWeb検索を使って最新情報を調べながら作業してくれます。新しいライブラリの使い方や、最近変わった仕様を反映してほしいときに便利。config.toml の web_search で既定を決めておくこともできます。使いどきは「これ、最近変わったかも」と思ったときです。
いつ使う?新しめの情報・最近変わった仕様を反映してほしいとき。
何度もやる作業は、その手順を「道具」にしておくと呼び出すだけで済みます。/skills はあらかじめ用意した手順のまとまりを探して使うコマンド、/plugins は追加機能を探して管理するコマンド。まずはこの2つで「今どんな拡張が使えるか」をのぞいてみると、Codexでできることの広がりが見えてきます。少しずつ、必要なものだけ足すのがおすすめです。
いつ使う?同じ手順をくり返していると気づいたとき。拡張の一覧を見たいとき。
Claude Code を使っていた人には、/import が心強い味方です。Claude Code の設定を取り込んで、たとえば CLAUDE.md を AGENTS.md に変換するなど、乗り換えを手伝ってくれます。ゼロから設定し直さなくても、これまで積み上げてきた決まりごとを活かして始められるので、最初のハードルがぐっと下がります。
いつ使う?Claude Code から移ってきたとき。今までの設定を活かして始めたいとき。
Claude Code の CLAUDE.md にあたるのが、Codex の AGENTS.md です。どちらも「AIへの決まりごと」を書いておくファイルで、役割はほぼ同じ、名前と細かい作法が違う“いとこ”のような関係。だから乗り換えても考え方は活かせます。どちらが良い・悪いではなく、ツールごとの流儀の違い、と捉えると気持ちがラクです。中身は公式の書き方も見ながら整えると安心です。
いつ使う?Claude Code の感覚で AGENTS.md を書き始めるとき。違いを整理したいとき。
Claude Code で身についた操作の多くは、Codex でも近い形で使えます。計画を立てさせる /plan、会話を圧縮する /compact、まっさらにする /clear、見直しの /review、初期化の /init——名前も働きもよく似ています。もちろん違いはありますが、「まったくの別物」と身構えなくて大丈夫。似ているところから触り始めると、すぐに手に馴染んできます。
いつ使う?乗り換え直後で不安なとき。まず何から触るか迷ったとき。
該当するTipsがありません。
モコのひとことTipsは「困ったときに戻ってくる場所」です。今日はひとつだけ試して、うまくいったらまた次のひとつ、で十分ですよ。
「いつ使うか」がつかめたら、コマンドの正確な形と、実際のプロンプト例で手を動かしてみましょう。