1はじめに:読むより「やる」が10倍強い
ここからは、いよいよ手を動かす時間です!自転車の乗り方が本を読むだけでは身につかないのと同じで、Claude Code(=コードを書いてくれるAIの相棒)も、実際にさわって初めて「あ、こういうことか!」とわかります。このページには 8つの課題 を用意しました。01から順に、初級→中級→上級へとレベルアップしていきます。
/rewind や EscEsc という「やり直しボタン」があるので、安心して挑戦できます。🎒準備するもの
- 練習用フォルダ大事なファイルがない、お試し用のフォルダを1つ用意しましょう(=こわしても泣かない場所)。
- ターミナルでClaude Codeを起動そのフォルダに移動して
claudeと打つだけ。準備OK! - この表を見ながら進める各課題の「使うコマンド」を手元に置いておくと迷いません。
2演習の進め方(このループを回そう)
どの課題も、基本は同じ流れです。「ゴールを読む → 自分でやってみる → うまくいかなければ修正 → 解答例と見くらべる」。この4ステップをぐるぐる回すだけ。完璧じゃなくてOK、回数をこなすほどうまくなります!
flowchart TD
A["課題のゴールを読む"] --> B["自分で手を動かす"]
B --> C{"思った通り?"}
C -->|"はい"| D["解答例と見くらべる"]
C -->|"いいえ"| E["Esc Esc で巻き戻す
or プロンプトを直す"]
E --> B
D --> F["気づきをメモ
次の課題へ"]
| レベル | 課題番号 | 身につく力 |
|---|---|---|
| 初級 | 01・02・03 | 会話の基本、確認とやり直し、ルール作り |
| 中級 | 04・05・06 | 計画→実装、バグ修正、コンテキスト整理 |
| 上級 | 07・08 | 自分専用ツール作り、自動化 |
3初級の課題(まずはここから!)
最初の3つは「Claude Code とおしゃべりする」練習です。むずかしいことは一切なし。気軽に話しかけてみましょう!
自己紹介させる/このフォルダを説明させる
初級ヒント
- 普通の日本語でOK特別な書き方は不要。
このコードベースの概要を教えてのように話しかけるだけ。 - @file でファイルを指す中身を見てほしいファイルがあれば
@README.md を説明してのように @ を付けると、Claude がすぐ読み込みます。 - 広く聞いて、せまく深掘り最初は「全体像」、次に「この部分くわしく」と段階的に。
# フォルダの中でClaude Codeを起動 $ claude # 起動したら、こう話しかけてみる > あなたはClaude Codeですね。何ができるのか簡単に教えて > このフォルダの概要を教えて。主なファイルや役割も > @README.md の内容をかみくだいて説明して
解答例(やり方の一例)を見る
進め方の一例:
- 起動練習用フォルダで
claudeを実行。 - 自己紹介を頼む
Claude Codeでできることを3つ、初心者向けに教えてと打つ。Claude は公式ドキュメントを内蔵しているので、自分の機能を正確に答えてくれます。 - フォルダ説明
このフォルダの概要を教えて。ファイル構成と、それぞれの役割もと頼む。中身が少なければ「まだファイルがないよ」と教えてくれます。 - 深掘り気になった部分を
その設定ファイルは何のためにあるの?のように追加で質問。
確認方法:Claude の答えが、実際のフォルダの中身と合っているか自分の目で見くらべましょう。合っていれば成功です!
小さな修正を頼んで /diff で確認、気に入らなければ Esc+Esc
初級/diff で何が変わったか確認。気に入らなければ EscEsc で巻き戻す。「変更を見て、いやなら戻す」流れを体験するのがゴール。ヒント
- 超小さい修正でOK「あいさつ文を1行追加して」程度で十分です。
/diffで差分を見るdiff(=変わった前後の比較)。何が増えて何が減ったかが色つきで見えます。- いやなら戻すEsc を2回、または
/rewindで巻き戻しメニューが開きます。さっきの変更を取り消してと頼んでもOK。
> hello.txt に「こんにちは!」という行を1行追加して # 変更後、差分を確認 > /diff # 気に入らなければ Esc を2回押して巻き戻しメニューへ
解答例(やり方の一例)を見る
- 修正を依頼
hello.txt を作って、中に「やあ!」と1行書いてのように頼む。ファイルがなければ作ってくれます。 - 差分チェック
/diffを実行。追加された行が緑、消えた行が赤で表示されます。 - 巻き戻す「やっぱり違うな」と思ったら EscEsc。メニューで「コードだけ復元」「会話だけ復元」「両方」が選べます。コードを元に戻して再挑戦!
- もう一度
かわりに「Hello!」と英語で書いてのように指示を変えて再トライ。
確認方法:巻き戻したあと、もう一度 /diff やファイルの中身を見て、ちゃんと元に戻った(または希望どおりになった)か確かめましょう。
/init で CLAUDE.md を作り、ルールを1つ書く
初級/init でプロジェクト用の CLAUDE.md(=Claudeが毎回最初に読む「お願いメモ」)を作り、自分のルールを1つ書き足す。Claude に「クセ」を覚えさせる体験がゴール。ヒント
/initで土台を自動生成フォルダの中身を調べて、ビルド方法やテスト方法を見つけ、たたき台のCLAUDE.mdを作ってくれます。- ルールは「短く・1行」で例:
日本語で答えることやコメントは日本語で書くこと。 - 入れすぎ注意公式いわく「長すぎるCLAUDE.mdは大事なルールが埋もれる」。最初は1つだけ。
# CLAUDE.mdのたたき台を自動生成 > /init # できあがったら、ルールを1つ追記してもらう > CLAUDE.md に「返答は必ず日本語で」というルールを1つ追加して # 反映されたか確認 > /memory
解答例(やり方の一例)を見る
- /init 実行Claude がフォルダを分析し、CLAUDE.md のたたき台を提案。内容を確認して作成。
- ルールを1つ追記
CLAUDE.md の「Workflow」セクションに『返答は日本語で書く』を追加してと頼む。 - 確認
/memoryを実行すると、いま読み込まれているメモリ(CLAUDE.md)の中身が見られます。ルールが入っていればOK。 - 効果テスト新しい質問をして、本当に日本語で答えるか確かめる。公式も「ルールを変えたら動作が変わるか観察しよう」とすすめています。
書くべきこと・書かないこと(公式の表より):
| 書く ✅ | 書かない ❌ |
|---|---|
| Claudeが推測できないコマンド | コードを読めばわかること |
| 独自のコードスタイル | 言語の当たり前のルール |
| テストの実行方法 | 長い説明やチュートリアル |
4中級の課題(実戦に近づく)
ここからは「計画してから作る」「バグを直す」「会話を整理する」という、実際の開発で毎日使う動きを練習します。少しずつ本物のエンジニアの作業に近づきますよ!
プランモード(/plan)で計画させてから機能を1つ追加
中級/plan(プランモード)で「どう作るか計画」を立てさせる。計画に納得してから実装する流れを体験するのがゴール。ヒント
- プランモードに入る
/planまたは Shift+Tab で切り替え。この間、Claude はファイルを読むだけで勝手に編集しません。 - まず探索、次に計画「関係ファイルを読んで理解して」→「計画を作って」の順に頼む。
- 計画OKなら実装へプランモードを抜けて
計画どおり実装してと頼む。
flowchart TD A["/plan でプランモードに入る"] --> B["関係ファイルを読ませる
(探索)"] B --> C["計画を作らせる"] C --> D{"計画に納得?"} D -->|"いいえ"| E["計画を直すよう頼む"] E --> C D -->|"はい"| F["プランモードを抜けて実装"] F --> G["動きを確認・テスト"]
> /plan # 探索フェーズ > このスクリプトの仕組みを読んで理解して # 計画フェーズ > 「あいさつを時間帯で変える」機能を足したい。計画を作って # 納得したらプランモードを抜けて実装を依頼
解答例(やり方の一例)を見る
- プランモードへ
/planを実行(または Shift+Tab)。画面に「plan mode」と出ます。 - 探索
このファイルがどう動くか読んで説明して。Claude は読むだけで編集しません。 - 計画依頼
朝/昼/夜であいさつを変える機能を追加したい。どのファイルをどう変える? 計画を作って。 - 計画を確認・調整気になる点があれば
そこは別のやり方にしてと直してもらう。 - 実装プランモードを抜けて
その計画どおりに実装して。最後に動かして確認。
バグを再現→原因調査→修正→テストで検証(! でテスト実行)
中級ヒント
- エラーをそのまま見せるエラーメッセージやスタックトレース(=どこで失敗したかの記録)をコピペして渡すと精度が上がります。
- 症状をくわしく「いつ・何をしたら・どうなる」を伝える。公式の良い例は「ログイン失敗の症状+あやしい場所+直った状態」をセットで書くこと。
!でコマンドを実行先頭に!を付けるとシェルコマンドが動きます。!npm testでテストを走らせて確認。
flowchart TD
A["バグを再現する"] --> B["エラーをClaudeに見せる"]
B --> C["原因を調査させる"]
C --> D["失敗するテストを書く"]
D --> E["修正を実装させる"]
E --> F["! でテスト実行"]
F --> G{"テスト合格?"}
G -->|"いいえ"| E
G -->|"はい"| H["完了!"]
# まずバグを再現(テストを走らせてみる) > !npm test # エラーを見せて原因調査を依頼 > このエラーが出る。原因を調べて、根本原因を直して。エラーを握りつぶさないで # 直したら、もう一度テストで検証 > 修正後にもう一度テストを実行して、合格するまで直して
解答例(やり方の一例)を見る
- 再現バグのあるコードで
!npm test(プロジェクトに合ったテストコマンド)を実行し、失敗を確認。 - 調査依頼
このテストがこのエラーで落ちる:[エラーを貼る]。あやしい場所を調べて原因を説明して。 - テストを先に
まず問題を再現する失敗するテストを書いて。これで「直ったかどうか」を機械が判定できます。 - 修正&検証
根本原因を直して。テストを実行し、合格するまで反復して。Claude がテスト結果を読んで、通るまで直し続けます。
/compact と /clear を使い分けてコンテキストを整理
中級/compact で要約してスッキリさせ、まったく別の作業に移るときは /clear で完全リセット。2つの使い分けを体で覚えるのがゴール。/compact は「机の上を整理整頓」、/clear は「机を全部片づけて新品同様に」するイメージです。ヒント
/compact
大事な部分を残して要約。同じ作業を続けたいけど会話が長くなったとき。/compact APIの変更に注目して のように注目点も指定できます。
/clear
会話をまるごと消して新品状態に。関係ない別タスクに移るとき。公式も「無関係なタスクの間は /clear」とすすめています。
# いまどれくらい使ってる? を確認 > /context # 同じ作業を続けるが整理したい > /compact いま直しているバグの内容を残して要約して # まったく別の作業へ移る > /clear
解答例(やり方の一例)を見る
- 使用量を見る
/contextで、いまどれくらいコンテキストを使っているか確認。 - 長くなったら要約同じバグ修正を続けるなら
/compact 修正中のファイルとテストコマンドを残して。大事な情報を指定して残せます。 - 別作業はリセットバグ修正が終わって「次はドキュメント書き」など無関係な作業に移るときは
/clear。 - 部分的に整理も可EscEsc で特定の地点を選び「ここから要約」「ここまで要約」も選べます。
/clear!5上級の課題(自分だけの道具を作る)
最後の2つは「Claude Code を自分好みにカスタマイズ」する上級編。ここまで来たらもう立派な使い手です。自分専用の道具を作って、作業をどんどん速くしましょう!
自分用のスキル(SKILL.md)かカスタムコマンドを1つ作る
上級.claude/skills/ に SKILL.md を作り、よく使う手順を「スキル」(=呼び出せる必殺技)として登録。/スキル名 で呼び出せるようにするのがゴール。/fix-issue など)を叫ぶだけで発動します。ヒント
- 作る場所は
.claude/skills/その中にフォルダを作り、SKILL.mdを置きます。Claude に作らせてもOK。 - 先頭に name と descriptionスキルの名前と説明をヘッダー(=先頭の設定欄)に書きます。
- 手動だけにしたいなら
disable-model-invocation: trueを付けると、自動では発動せず/名前でだけ呼べます。
# Claudeにスキルを作ってもらう > .claude/skills/greet/SKILL.md を作って。 > 「あいさつ文を3パターン日本語で出す」スキルにして # 作ったスキルを呼び出す > /greet # 登録済みスキルを確認 > /agents
解答例(やり方の一例)を見る
SKILL.md の中身の一例:
# --- 先頭のヘッダー --- name: greet description: あいさつ文を3パターン日本語で生成する # --- ここから本文 --- # greet スキル 朝・昼・夜それぞれのあいさつ文を、やさしい日本語で1つずつ出してください。 絵文字は使わず、短くまとめてください。
- 作成を頼む上の内容で
.claude/skills/greet/SKILL.md を作ってと依頼。 - 呼び出す
/greetと打つと、登録した手順が実行されます。 - 確認期待どおりの出力が出ればOK。出ない場合は description を具体的にすると安定します。
参考:スキルを作成する(公式)
claude -p でワンライン自動化を1つ作る(--max-turns 付き)
上級claude -p "命令" を1行打つだけで仕事をさせる「非対話モード」を体験。--max-turns(=Claudeが動ける回数の上限)で暴走を防ぐ安全運転も学ぶのがゴール。-p は「会話せず、1回だけお使いを頼む」モード。--max-turns 3 は「3往復まででお願いね」という門限みたいなもの。これがあると、想定外に動き続けて困る…を防げます。ヒント
-p(または--print)セッションを開かず、結果だけ出して終わる。スクリプトやパイプ(|)と相性ばつぐん。--max-turnsで上限Claudeが動ける回数を制限。無人で動かすときの安全装置です。- パイプで渡す
git log | claude -p "要約して"のように、他のコマンドの出力を流し込めます。
# 1回だけ質問する(非対話) $ claude -p "このプロジェクトが何をするものか1行で説明して" # 回数を3往復までに制限して安全に $ claude -p "README.mdに見出しを1つ追加して" --max-turns 3 # 他コマンドの出力をパイプで渡す $ git log --oneline -10 | claude -p "最近のコミットを要約して"
解答例(やり方の一例)を見る
- まず質問だけ
claude -p "このフォルダの役割を1文で"を実行。答えが1回返ってきて終了します。 - 回数制限つきで作業
claude -p "README.mdに『使い方』という見出しを足して" --max-turns 3。3往復以内で終わらせます。 - パイプ自動化
git log --oneline -10 | claude -p "コミットを3行で要約して"。他コマンドの結果をそのまま渡せます。 - 出力形式を変える(応用)スクリプトで使うなら
--output-format jsonを付けると、プログラムで結果を読み取りやすくなります。
--max-turns で上限を決めるのが大事。さらに --max-budget-usd で費用の上限も付けられます。安全運転で!6クリアしたらチェック!&よくあるつまずき
8つの課題、おつかれさまでした!できたものに心の中でチェックを入れていきましょう。全部できなくても大丈夫、何度でも戻ってきてOKです。
| # | 課題 | 身についたこと |
|---|---|---|
| 01 | 自己紹介・フォルダ説明 | @ での参照と会話の基本 |
| 02 | 修正→/diff→Esc+Esc | 確認とやり直しの安心感 |
| 03 | /init でCLAUDE.md | ルールを覚えさせる |
| 04 | /plan で計画→実装 | 設計図を見てから作る |
| 05 | バグ修正→! でテスト | 検証で自動的に直す |
| 06 | /compact と /clear | 机の整理整頓 |
| 07 | SKILL.md を作る | 必殺技の登録 |
| 08 | claude -p 自動化 | 1行で安全に自動化 |
🩹よくあるつまずきと対処
同じ間違いを何度も直す
2回直してもダメなら /clear して、学んだことを入れた新しいプロンプトでやり直すのが近道。
CLAUDE.mdが効かない
たぶん長すぎ。容赦なく削って、本当に必要な行だけ残しましょう。
調査で迷子になる
「調べて」だけだと無限に読み続けます。範囲を区切るか、サブエージェントに任せて本体をクリーンに。
7次の一歩
手を動かして、Claude Code がぐっと身近になったはず!この調子で、力試しや復習に進みましょう。やればやるほどうまくなりますよ。
- クイズで力試し ― 今日学んだことが身についたか、楽しくチェック!
- ③ワークフローに戻る ― 演習で出てきた流れを、もう一度じっくり復習。
- 🔍 コマンド辞典 ― 「あのコマンドなんだっけ?」をすぐ引ける早見表。
/rewind はあなたの味方。どんどん挑戦して、たくさん失敗して、上達していきましょう!