Udioとは
Udioは、Uncharted Labsが開発するAI音楽生成サービスです。「夏の海をイメージした明るいポップス」「夜の街を漂うようなメランコリックなジャズ」といったテキストを入力するだけで、歌詞・メロディ・アレンジを含む楽曲をAIが自動で作り上げます。
元Google DeepMindの研究者たちが2023年末に設立したスタートアップで、2024年4月に無料ベータ版として公開されました。Andreessen Horowitz(a16z)などの著名なベンチャーキャピタルの出資を受けており、音楽業界でも注目を集めています。
2025年にはUniversal Music GroupやWarner Music Groupとの著作権ライセンス合意を締結し、正規のライセンスのもとで楽曲生成ができる環境の整備が進んでいます。音楽の知識がなくても、アイデアをテキストで伝えるだけでオリジナル楽曲を手にできる新感覚のツールです。
主な機能をやさしく解説
- テキストで楽曲を生成:曲のジャンル・ムード・楽器・テンポなどをテキストで指定すると、歌詞付きの楽曲が数十秒で完成します。プロの演奏技術も楽器も不要です。
- 楽曲の延長・編集(インペインティング):気に入った部分をさらに伸ばしたり、サビだけ変えたりといった部分的な編集ができます。全部一から作り直さなくても自分好みに調整できます。
- 参考音声のアップロード:自分が持っているメロディや声のサンプルを参考素材として使い、それに近いスタイルの楽曲を生成できます。
- コミュニティ機能:自分が作った曲を公開して他のユーザーに聴いてもらったり、気に入ったクリエイターをフォローして新作をチェックしたりできます。
- ダウンロードと商用利用:有料プランでは生成した楽曲をファイルとしてダウンロードでき、動画BGMやポッドキャストBGMなどに活用できます。
料金プランの選び方
- まず無料で試したい人:無料プランでも毎月一定数のクレジットが使えるため、どんな楽曲が作れるか体験するのには十分です。
- Standard(月10ドル前後)が向く人:趣味やクリエイター活動で定期的に楽曲を作りたい人、無料プランのクレジットでは足りなくなってきた人。
- Pro(月30ドル前後)が向く人:大量に楽曲を生成する、動画制作など仕事でも活用したいというヘビーユーザー向けです。
料金・クレジット数・機能は変わりやすいため、最新の内容は必ず公式サイトで確認してから利用を検討してください。
始め方
- 公式サイト(udio.com)にアクセスし、メールアドレスまたはGoogleアカウントで登録します。
- プロンプト入力欄に、作りたい曲のイメージをテキストで入力します(例:「upbeat summer pop with catchy chorus」)。
- AIが楽曲を生成するまで数十秒待ち、完成した曲を再生して確認します。
- 気に入らない部分は延長・編集を繰り返し、満足できたらダウンロードまたは公開します。
最初はシンプルなプロンプトから試して、徐々に「80年代風」「アコースティックギター」「テンポ速め」などの条件を加えていくと、自分のイメージに近い楽曲に近づけやすくなります。
他のAIとの違い・使い分け
Udioに最も近い競合はSuno AIです。どちらもテキストから歌付き楽曲を生成しますが、Udioはジャンルによっては独自の音楽的な特徴があると評価するユーザーもいます。操作の直感性ではSunoが使いやすいという声もあり、好みや使い方によって使い分けるのが現実的です。
音声合成・ナレーション制作にはElevenLabs、動画と合わせて音楽も作りたい場合はRunwayなども参考にすると良いでしょう。純粋に「曲を作りたい」という用途ではUdioやSunoが専用に特化しており、完成度が高い楽曲を手軽に得られます。
使うときの注意点
AIが生成する楽曲のクオリティはプロンプトの書き方に大きく左右されます。英語でジャンルやムードを具体的に伝えるほど意図に近い結果が得やすいため、最初は定番のジャンル名(pop、jazz、rock など)から試してみましょう。
商用利用を考えている場合は、ライセンス条件を必ず公式サイトで確認してください。著作権ライセンスの状況は変化しており、利用規約も更新されることがあります。また、AIが生成した楽曲に第三者の著作権が含まれるリスクについても意識しておく必要があります。無料プランのクレジットは毎月リセットされ、繰り越しできない場合が多いため、計画的に使いましょう。
