CapCutとは
CapCutは、TikTokの親会社であるByteDanceが提供する動画編集アプリ・サービスです。スマホ(iOS・Android)、パソコン(Windows・Mac)、ブラウザのどこからでも使えて、同じプロジェクトをデバイスをまたいで編集できるのが大きな特徴です。
特別な動画編集の知識がなくても、テンプレートを選んでクリップをはめるだけでSNS映えする動画が作れます。さらにAIが字幕の自動生成・背景除去・テキストから動画作成などを自動でやってくれるので、「難しそうで諦めていた」という方でも安心して始められます。2026年時点で世界の月間アクティブユーザーは8億人を超えており、世界でもっとも使われている動画編集ツールの一つです。
主な機能をやさしく解説
- 自動字幕生成:動画の音声を読み取って自動でテキスト化し、スタイル付きの字幕カードを配置してくれます。喋った内容を手入力する手間が大幅に省けます。
- テキスト→動画生成:台本や説明文を入力するだけで、AIが映像・ナレーション・字幕を組み合わせた動画を自動で生成します。
- AI背景除去:動画や画像から人物や物だけを切り抜き、背景を透明にする処理をワンクリックで完了できます。グリーンバックなしで合成が可能です。
- AI音声・ボイスクローニング(Pro):テキストから自然な音声を作成したり、声質を変えたり、クローン音声を使ったりできます(上位プランの機能)。
- 豊富なテンプレート・エフェクト:SNSのトレンドに合わせたテンプレート・トランジション・フィルターが常に更新されていて、選んで当てはめるだけでおしゃれな仕上がりになります。
- クラウド同期:プロジェクトをクラウドに保存して、スマホで作り始めてパソコンで仕上げる、といった使い方が可能です(Proは1TBまで)。
- チーム共有(Teamプラン):ブランドカラー・フォント・素材をチームで共有できるブランドキット機能があり、複数人で統一感のある動画を制作できます。
料金プランの選び方
- まず無料で十分な人:趣味でSNS動画を作る、字幕付きの簡単な動画を作りたいという方は無料プランからスタートしましょう。1080pまでの書き出しと基本編集機能が使えます。
- Standardが向く人:ウォーターマークなしでプレミアムエフェクトも使いたい、個人クリエイターやフリーランスの方に向きます。
- Proが向く人:4K書き出し・AI機能をフルに使いたい、ボイスクローニングやテキスト→動画生成を活用したいビジネス用途の方におすすめです。
- Teamが向く人:複数のメンバーで動画制作を行い、ブランド素材を共有管理したい制作チームや企業向けです。
料金や機能の内容は変更されることがありますので、契約前にかならず公式サイトで最新の情報を確認してください。
始め方
- 公式サイト(capcut.com)またはアプリストアからCapCutをダウンロード・インストールします(ブラウザ版はインストール不要)。
- メールアドレスやGoogleアカウント、TikTokアカウントなどで無料登録します。
- 「新しいプロジェクト」を作成して、動画クリップをインポートするか、テンプレートを選びます。
- タイムライン上でクリップを並べ、テキストや音楽・エフェクトを追加します。AIの自動字幕やワンクリック機能を活用すると、あっという間に仕上がります。
- 完成したら書き出してSNSに投稿、または端末に保存します。
最初はトレンドのテンプレートを選んでクリップを差し替えるだけでも、十分見栄えのよい動画ができます。慣れてきたら独自のカットやエフェクトを加えてみましょう。
他のAIとの違い・使い分け
CapCutは「手軽さとSNS向けテンプレートの豊富さ」が最大の強みです。似たサービスと比べると次のような違いがあります。
- Runway:AIによる高度な映像生成・合成表現が得意で、アーティストや映像クリエイターに人気です。CapCutより上級者向けで、表現の幅が広い分、操作には慣れが必要です。
- Descript:トーク動画のカット編集やポッドキャスト制作に特化しており、文字起こしをテキストとして編集すると映像が連動して変わるユニークな操作感が特徴です。
- OpusClip:長い動画から自動でショート動画を切り出す機能に特化しています。CapCutよりも「既存のロング動画をSNS用に再編集したい」ときに向いています。
- VEED:ブラウザだけで使えるシンプルさが強みで、字幕やシンプルな編集ならVEEDも選択肢になります。
「まず動画編集を始めてみたい」「SNS向けの動画を手軽に量産したい」という方にはCapCutがもっとも入りやすい選択肢の一つです。
使うときの注意点
CapCutはとても便利なサービスですが、いくつか注意しておきたい点があります。
- プライバシー:親会社がTikTokと同じByteDanceのため、データの取り扱いについて懸念を持つ方もいます。個人情報が映り込んだ映像や社外秘のコンテンツのアップロードには注意しましょう。最新のプライバシーポリシーを公式サイトで確認することをおすすめします。
- 請求・解約トラブル:サブスクリプションの解約手続きや請求に関するユーザーからの不満が多く報告されています。契約前に解約方法を確認しておき、不要になったら早めに手続きしましょう。
- 料金改定:2026年初頭に料金体系が改定されており、今後も変更される可能性があります。最新の価格・プラン内容は必ず公式サイトでご確認ください。
- 著作権:テンプレート・音楽・エフェクトの商用利用可否は素材によって異なります。ビジネス用途で使う場合は、利用規約で商用利用が許可されているかを確認してください。
