
Google SheetsのFill with Geminiが11言語追加。多言語の表入力をAIで埋めやすく
Googleは2026年7月7日、Google SheetsのFill with GeminiとAI functionを11言語ぶん拡大すると発表しました。初心者向けに使いどころを整理します。
何が発表されたか
Googleは2026年7月7日、Fill with Gemini と AI function をGoogle Sheetsで使える言語を11種類増やすと発表しました。今回新たに広がるのは、中国語、オランダ語、マレー語、ヘブライ語、ポーランド語、トルコ語、チェコ語、インドネシア語、スウェーデン語、デンマーク語、ノルウェー語です。もともと英語、日本語、韓国語、フランス語などでは使えましたが、今回の拡大で多言語の表を扱う場面がさらに広がります。
Fill with Gemini は、列の一部だけ入っている値をもとに残りを埋めたり、空いたセル範囲に対して指示を出してまとめて内容を作ったりできる機能です。Google公式ヘルプでは、=AI() や =Gemini() の関数で文章生成、要約、分類、感情分析、Google Searchを使った最新情報の取得まで案内されています。今回の更新は新機能追加というより、「使える言語の壁を下げて、同じ作業をもっと広い表で回せるようにする」発表だと考えるとつかみやすいです。
初心者に何がうれしいか
初心者にうれしいのは、海外向けの名簿、商品一覧、問い合わせ分類、アンケート整理のような表で、言語ごとに手作業を切り替える手間を減らしやすいことです。日本語ユーザーにとって日本語対応自体は新情報ではありませんが、同じシートの中にオランダ語やトルコ語の列が混ざるような場面でも、AIを使った入力補助をそろえやすくなります。
たとえば、旅行案内、越境ECの商品説明、海外の問い合わせタグ付け、支店ごとの顧客メモ整理などでは、内容は似ていても言語だけが違うケースがあります。そういう時に、セルをひとつずつコピペする代わりに、シートの流れの中でAIに埋めてもらえるのが便利です。表計算に強くない人でも、「まず数行だけ見本を作って、残りを補助してもらう」使い方なら試しやすいです。
まず試すなら何をするか
最初は、公開しても問題ない練習用シートで試すのが安全です。たとえば、商品カテゴリ、イベント名、問い合わせ種別、短い説明文などを数行だけ入れ、残りの空セルを選んで Fill with Gemini のメニューを出してみましょう。すでに1つ以上セルが埋まっている列なら、ドラッグ操作から続きを埋める導線も使えます。
もし関数で触ってみたいなら、Google公式ヘルプにある =AI() や =Gemini() の例をそのまま小さく試すのもおすすめです。いきなり本番の顧客データで使うのではなく、「この列を同じ調子で埋める」「このメモを1文で要約する」のような単純な作業から始めると、出力の癖を見極めやすくなります。
注意点
今回の発表日は2026年7月7日ですが、GoogleはRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で、表示まで最大15日ほどかかる段階展開だと案内しています。つまり、2026年7月8日の時点でまだ見えない環境があっても不思議ではありません。さらに利用対象はBusiness Standard/Plus、Enterprise Standard/Plus、Google AI Pro/Ultra、Google AI Pro for Education、AI Expanded Accessなどに分かれており、全員が同じ条件ではありません。
また、Fill with Gemini は便利でも、固有名詞、金額、住所、翻訳のニュアンス、分類ラベルは必ずしも正確とは限りません。2026年7月15日以降はAI Expanded Access向けに利用上限の扱いも変わる案内があるため、業務で本格利用する前に、最新のプラン条件とスマート機能設定をGoogle公式で確認してください。特に社外共有する表では、AIが埋めた内容をそのまま確定せず、人の目で最終確認するのが安全です。
参照リンク
- Fill with Gemini in Sheets now available in 11 additional languagesGoogle Workspace Updates / 2026-07-07
- Use the AI function in Google SheetsGoogle Docs Editors Help / 2026-07-08確認
この記事はどうでしたか?
読者の評価の平均は、3件以上集まると表示します。